
仲の良い家族で、相続税シミュレーションも行った遺言作成事例
仲の良いご家族から、「いつか遺言書を作りたい」と考えていた70代のお父様についてご相談いただきました。遺言書の作成に加え、相続税のシミュレーションも行い、将来の相続手続や税負担を具体的にイメージできるようサポートした事例です。
※個人情報保護のため、事例の内容は一部変更しています。
ご相談の概要
- 相談内容
- 仲の良い家族間における遺言書の作成
- 相談者
- 遺言者ご本人(父)
- ご本人
- 70代の遺言者
- 主な財産
- 株式・不動産・投資信託
- 家族構成
- 妻と子2人
- 作成した書類
- 公正証書遺言

ご相談前のお悩み
ご本人は、いつか遺言書を作りたいと思いつつ、「どのように作ればよいのか」が分からず、ご相談に至りました。
家族間の仲は良く、特に心配はありませんでした。自宅は奥様に、それ以外の財産は基本的に法定相続分で分ける予定で、財産の分け方自体については特に不安を感じていらっしゃいませんでした。
初回相談で確認したこと
初回相談では、財産総額や資産の詳細を丁寧に確認しました。株式・不動産・投資信託など、資産の構成を整理しながら、ご本人の意向を伺いました。
遺言作成と相続税シミュレーションのご提案

遺言書の作成に加え、相続税シミュレーションをご提案しました。多額の資産をお持ちだったため、どの程度の相続税が見込まれるのか、また相続手続がどのように進むのかを具体的にイメージしていただけるよう、分かりやすくご説明することを重視しました。
公正証書遺言を提案した理由
公正証書遺言は、公証人が関与して作成する遺言です。自筆証書遺言と比べて、形式不備による無効のリスクを抑えやすいことが特徴です。今回のケースでは、遺言の内容を確実に残すことを主な理由として、公正証書遺言での作成をご提案しました。
遺言執行者についての説明

遺言執行者の指定についてもご説明しました。遺言の内容を実現するために必要な手続の流れと、執行者の役割を整理してお伝えしました。
相続税対策について
相続税についても検討する必要があったため、提携先の税理士と連携しました。相続を専門とする提携先の税理士をご紹介し、相続税のシミュレーションを行うことで、将来の税負担の見通しを確認しました。
作成時に注意したポイント
作成時に特に注意した点は、多額の資産をお持ちであることを踏まえ、相続税の負担額や相続手続の進め方を、具体的にイメージできるようご説明したことです。遺留分への特別な配慮は不要でしたが、遺言書を作成する必要性についてご本人が判断できるよう、具体的な情報を丁寧にお伝えすることを意識しました。
相談後の結果
ご家族の関係も良好で、相続をめぐって揉める可能性も低かったため、当初は遺言書を作成する必要性について迷われていました。しかし、具体的な相続手続や相続税の見通しを確認することで、将来に対する漠然とした不安が解消され、遺言書を作成しておくことの必要性を実感していただくことができました。
この事例で専門家が関わった意味
今回の事例で専門家が関わった大きな意義は、遺言書の作成だけでなく、相続専門の提携先税理士とも連携し、相続税を含めた将来の負担まで見据えて準備できたことです。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
多額の財産をお持ちの方は、相続人間でトラブルになる可能性が低い場合でも、一度専門家にご相談いただくことをおすすめします。手続や税負担の見通しを具体的に把握することで、将来に対する漠然とした不安を解消できる場合があります。当事務所でもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
